bibliophilia ? alcoholic ?

The Days of Whiskies and Books

book junkie ?

ダーク とは?

松岡さん「事変」シリーズ4作目。 冒頭で、いきなり雪山で、本作で初登場の弟が、 銃でバスの運転手を射殺して、自殺。 っていう不穏な展開から、 なぜバスの運転手を殺したのか? その理由を明かすために活動する優莉結衣、 その裏には、かつて父親の組織…

領域 って?

鮫新作、読み終わりました。 桃井係長が前作で殉死し、 新たな係長が生安に配置される。 女性で非常にスクエアな係長。 自分のペースを変えられない鮫島は、 新人の相棒を配置され、捜査に当たる。 闇民泊のホテルでの殺人、 鮫島が、覚醒剤案件で張り込んで…

extreme とは?

沢村鐡の新シリーズ、3部作、 歌舞伎町で死者を多数出す雑居ビルの火災が発生、 火災現場には刺殺体が、それも、火災の火元に。 殺人を隠すための火災? 捜査一課の”ごく普通の”刑事、隼野は捜査に乗り出すが、 そこに行動分析捜査官と称する 常にイヤホン…

類似 と 対比 って?

これも結構旧作。 その存在はかなり向かいから知っていた。 題材として中国武術を扱っていること。 ただ、最近まで今野敏という作家にほとんど興味がなく、 ふれることがなかった。 中国武術には興味があった。 カンフー映画などの南派拳ではなく、 入り口は…

起点 とは?

さすらいのキャンパー探偵の旧作、というか、 過去の因縁に引きずられつつ この頃はカメラマンとして撮影の際にまきこまれ 探偵として事件に関わってしまう、というスタイルは 新作ともかわらない。 一つは、作られた学園都市の問題点、 って、もうだいぶ昔…

年末の獲物 とは?

今年は少なめ? 現時点で こんなあたりがこの年末のラインナップ。 あと、気になるのは原田マハ、川上弘美あたり?? amazon でチェックもわりと獲物が出てこない。 足りない分はB◎◎K ◎FF 漁りますかねぇ。

トリック と レトリック とは?

とりあえず、 『禁断の魔術』 までガリレオシリーズを読了。 このシリーズ、 基本、巻頭で犯人が明示される。 なので who done it ではなく how done it なストーリー。 トリックも、理学畑出身の作家で、 物理学者を主人公、という縛りからか、 えっと、読…

ブラックが好み って?

長らく刊行がなかったので、終わっていたのかと思っていたら、 3年ぶりのシリーズ新刊。 今回は喫茶店タレーランの元店主、 美星さんの伯母さんの過去にまつわる話。 過去にあった1週間の失踪はなんだったのか? 急病で入院してしまった喫茶店オーナー、 伯…

日常 とは?

ヒラマツさんの新刊。 ヒラマツさんのいいところは、 けっしてグルマンとかではなく、 日常の中の美味しいものを食べる楽しみ 日常の料理の楽しみを、 普通に描いているところ、 ジャムを煮る楽しみ ベルリンの街角でカリーヴルストをかじる快感 築地の吉野…

それから って?-2

ウニの図鑑、である。 えっと、どうゆう用途? 基本、殻の図鑑、 生態写真というか、トゲのある画像はおまけっぽい。 ので、ターゲットは、ビーチコーマー? いや、生きたウニを取ってきて殻洗い出すコレクター? でも、アズマユミウニなんて、手に入るんだ…

終焉 とは?

SF小説の名手、眉村卓さん死去 作品に「ねらわれた学園」 共同通信 2019/11/3 12:43 (JST) 眉村卓さんがなくなられた。 ぼくが最初にSFというものに触れたのは 多分、星新一のショートーショートあたり。 まだSFとしってかしらずか。 ぼくらの世代、SFへの接…

探偵 って?

あっという間によんでしまった。 ハードボイルドの連作短編、 タイトルも凝っていて、2冊目のトップは 深夜プラスワン って、いわずと知れたハードボイルド小説の 傑作、 オリジナルにリスペクト、というか、 そのひとことを使うための物語、 という落とし方…

移動オフィス って?

いや、香納諒一がこんなゆるいのを? 前にも書いたが、香納諒一は僕の中の位置付けでは hard boild 作家 である。 なのに、なんでこんなのほほんとした、と思って読み始めたら、 いやいや、しっかりHBである。 本業はカメラマンで、事務所を持たず、車で寝泊…

パロディ とは?

台風のさなか、ネットを見ていて和田誠さんがなくなったのを知った。 享年83歳。 僕らの世代にとって、和田誠さんというと、 星新一さんの著作の表紙。 出版社をとわず、和田誠さんの表紙が多かった。 星さんのショートショートの空気感と 和田さんのシンプ…

北 とは?

トウコちゃん、北赤羽にお住まいだったんですね、 ここまで付き合っておきながら、今更ながらですが。 そういえば、荒川土手とか、 城北地域、結構ストーリーにも登場してきてました、 今更ながらですが。 北赤羽って、このところ所用があってよく行く。 親…

closed とは?

2018年のミステリ・ランキングで3つのベスト1を受賞した 本格ミステリ。 密室での連続殺人、 というか、閉ざされた山荘、 外部から隔絶された中での連続殺人、 という、その隔離がゾンビによる包囲、ってのがまた なんというか。 こう書くと、イロモノっぽ…

奇譚 とは?

芦辺拓を読むのは初めて。 本格推理作家なんだが、接点がなかった。 本書は古書がテーマとのアオリに惹かれて。 連作短編集、 いや、ミステリではないです。 どちらかというと、怪奇小説? 文体を揃えているのだが、全話主人公は同一人物、 のように読めるん…

おとり とは?

30年を経て、ついに完結。 百舌の両まぶたを縫い合わせ、 テグスで木の枝に縛り付けて、 寄ってくる鳥を捕まえる猟 ってのは作者の創作なのか? おとりにつられて、 何がつかまる、誰が罠を仕掛ける? 多くの死人を出しつつ、 最後に勝ち残るのは? そうか、こ…

interpreter とは?

京都の interpreter として知られる柏井壽さん、 京都に関する数多くのエッセイ、ガイド本の他に 京都を舞台にしたミステリも書いているのは知っていたが、 ちょっと手控えていた。 その中間が鴨川食堂シリーズ、 これも表紙を眺めながら、ちょっと。 と思っ…

往年の とは?

えっと、これって。。。 コミックのノベライズ、ではなく、新たなストーリーらしい。 エコエコアザラク、岩井志麻子、って、 こわすぎる。。。 しかし、秋田書店、何を始めたのか、 次は小説 『 こまわり君 』 ですか? マカロニほうれん荘、は小説にはなら…

haduki も とは?

なまけているあいだ 活字中毒はあいかわらず。 こんなところを。 まあ、よく読み散らした。 いやまだまだ、8月も 百舌落とし 逢坂 剛 | 2019/8/26 COVER 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫) 内藤 了 | 2019/8/23 警視庁捜査一課八係 警部補・…

結局 とは?

沖縄コンフィデンシャル完結編。 なのかな? 沖縄の問題と米軍基地は切り離せない、 その上、基地移転の後の Integrate Resort 開発? 怪しい利権、金が動くわけで、 まあ、いろいろ当然起こるわけだが、 そこに、死んだ記者の書き残した極秘ノートが。 ここ…

新 って?

読んでた本が旅の初日に読了、 あわてて本屋に飛び込んで、 新刊文庫の棚、いや、読むべきなのはたいてい読み終わっていて、で、 いまどき、令和になぜ、ラヴクラフトの新訳? それも新潮社?? 異次元の色彩 ダンウィッチの怪 クトゥルーの呼び声 ニャルラトホ…

さみだれ って?

7月の新刊ラッシュがぼちぼち。 そして、書影も五月雨式に。 いや、ながあめがあけない。 沖縄はもう夏真っ盛り?

不遜 とは?

3冊目。 人を攫う、というと、 僕ら子どもの頃は、 サーカスに売られる、だったが、 営利誘拐でなければ 最近では、内臓の移植ドナー?というか提供元、なんて物騒な話。 いや、性格のおかしい人が、誘拐監禁なんて物騒な話も。 かつては拐かしというのもあ…

死んじゃう とは?

松岡圭祐、 グアムの探偵とか、男子主役だったり、 比較的のんびり、 人のしなないミステリを標榜してたが、 殺しまくりです、本作。 千里眼よりもさらに過激な、 高校生が自動小銃撃ちまくり、 テロリストと戦う、って、 高校が戦場、 生徒死にまくり。 う…

集中投下 とは?

7月は集中投下である。 ”連載” 単行本、文庫、 シリーズ読み出したらすっ飛ばすわけいかない。。。。 今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫) 文庫 – 2019/6/26 京極 夏彦 (著) 警視庁情報官 ノースブリザード (講談社文庫) 文庫 – 2019/7/12 濱 嘉之 (著) てんげんつ…

立体視 とは?

い瑠ことにより、 やっぱり読んでしまいました、小数点以下、 というか、視点が .5 分、角度が変わっているという。 主役の視線が180度変わったことにより、物語の世界に 立体感ができたというか、 シリーズの、どのタイミングでこの2冊を読むかというのは …

界隈 とは?

沖縄那覇、第一牧志公設市場とその周辺、フリンジで 商売を営む人たちのルポルタージュというか、物語。 三部に分かれていて、場内、周辺、フリンジの構成になっている。 あまり知っている人はいないかもしれないが、 牧志の公設市場には観光客でごった返す…

尻 って?

今昔百鬼拾遺2冊目 河童、という怪の形態がどういうものか、方言が、というところから話が始まる。 後半で、怪異収集家の多々良先生が登場して、 地域差、地方性が失われる、マスコミに乗って流布される型に、 すべて塗りつぶされる前に、情報を収集しておか…