bibliophilia ? alcoholic ?

The Days of Whiskies and Books

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

なまこ石鹸 って?

インドネシアのバティックの端切れでできた包みを解くと マンゴではない。 マンゴ色の「石鹸」 Nusantara Maju なまこ石鹸 である。 ランカウイにいってきた友達からのおみやげ。 ナマコをココナッツオイルで煮込んで作ったナマコ油(Minyak Gamat)は マレ…

100-1=99+1 って?

季節柄、こんなところで。 ああ、またやっちゃった。 「九十九怪談」は「新耳袋」に続くシリーズの2巻目。 100の怪談を一晩で読むと怪異に襲われる、というならいにあわせ 99の怪談ということになっているのだが、 じつはナンバリングされていない1編があ…

「魅惑の足まねき」 とは?

遊び心にあふれた、フジツボの生物学、というか フジツボワールドの本。 岩波書店も柔らかくなったもの、 というか、それだけ、活字離れが深刻なのか。 フジツボの生物学というと、 個人的には畑正憲の「ムツゴロウの博物誌」が思い浮かぶ。 もしかすると現…

座右の書 とは?

「座」ではないが、いつも枕元において、 ことあるごとに眺めている?読み込んでいる?書がある。 イタリアの古書店 Libreria Naturalistica が出版した 1800-1868年のあいだにアメリカおよびヨーロッパ各地で出版された、 「図を伴う」軟体動物関係の出版物…

その 希薄さ とは?

ほんとに久しく、川上弘美を読まなかった。 なんでだろう。 未読の本の山の中には、 映画化された「風花」の背も、話題になった「真鶴」の背も見える。 最新作「どこから行っても遠い町」だって持っている。 読みかけの中には「古道具中野商店」も 「ニシノ…

「すれ」とか「穴あき」 って?

葉山しおさい博物館館長 池田等氏の著作。 ビーチコーミングむき?の貝類図鑑。 子供のころ、このサイズの図鑑が、夏休み近くになると学校で売られて、 よくおねだりをして魚貝図鑑、昆虫図鑑なんかを買ってもらった。 海に持っていって、民宿の畳の上でよく…

近代デジタルライブラリー とは?

Internet Archive などとはくらべるべくもないが それでも大進歩であることは確か。 先日国会で成立した21年度の補正予算には 国立国会図書館所蔵資料のデジタルアーカイブ整備費 百数十億円が計上されていたという。 これは、なんと前年比100倍規模だという…

Periodical - Proceedings

ここにも兆しが。 Proceedings of the Malacological Society of London の Vol.1 がポッツリ上がっていた。 Proceedings は Society の会員になっていると, web 上の出版社の HP からオンラインで論文単位の pdf ファイルを 閲覧、DL できるのだが、 いか…

Periodical - Bulletin

いよいよもって,大詰めに来つつあるのか。 Smithsonian Library から Bulletins de la Société malacologique de France が上がりはじめた。 以前にもブログで書いたフランスの貝類学会誌 わずかに7巻という 短命な雑誌だったが、 Jousseaume などのα-分類…

回遊経路 とは?

だいぶ話題を引っぱっているが, Lischke のモノグラフ、 代金を振り込んだら、翌日には荷が届いた。 開包すると、見た目、わりと問題なさそうな3巻。 背の壊れも,表紙のすれも予想したほどひどくないし、 手当もされている。十分に男前のセット。 図版の…

50年代 official って!?

たまには alcoholic の記事を。 いつの間にやら book junky に記事数で負けてしまっている。 決して飲んでない訳ではないのだが いかんいかん。 この夏で、有楽町の地下、CL はなんと10周年である。 めでたいことである、まったく。 われわれ alcoholic か…

刊行頓挫のわけ って?

BHL Harbard Univ. Ernst Mayr Library からこんなのが上がっていた。 d'Orbigny, A.D. (1845-47) Céphalopodes. Mollusques vivants et fossiles, ou, description de toutes les espèces de coquilles et de mollusques : classées suivant leur distribut…

Periodical - J de Conchyliologie

いよいよ総ざらい開始か? 先日の Nachrichtsblatt も順調に巻数を伸ばし 現在、Vols. 2-5, 20-28, 32-34, 37-47 まで上げられている。 とおもってたら、今度は Journal de Conchyliologie が上がってきた。 いわずとしれたヨーロッパ、フランスを代表する貝…

ダイオウイカ って?

この前、映画館でもらった「月刊シネコンWalker」を読んでいたら、 8月に封切られる「ナイトミュージアム2」 (原題「Night at the Museum - Battle of the Smithsonian」) の紹介記事が載っていた。 原題がかっこいい。 アメリカでは、「Smithsonian」で通…

この中途半端さ って?

なんてこと、検索をかけていたら、BHL がひっかかった。 「介類雑誌」 このブログでもたびたび名前がでてくる 「平瀬介館」が刊行していた日本における黎明期の貝類学雑誌。 多くの和名の提唱がなされ,新種が記載された雑誌。 その、4巻(最終巻)1号のみ…

連載の相互作用 とは?

なんと、久しぶりの九十九乱蔵である。 なんと、20年ぶりだという。 なんと息の長い作家だろう。 なんと気の長い読者たちだろう。 夢枕獏は実に多くの連載を抱える作家である。 この『闇狩り師』シリーズ、 『キマイラ』 『餓狼伝』 『新・魔獣狩り』 『大帝…

時系列 の 乱れ とは?

週末に『ターミネーター4』をみてきた。 さすがの CG。よくできてます。 「審判の日」以降、 世界を支配する超高性能コンピューターネットワーク「SkyNet」と 生き残りをかけて戦う未来世界の人類の物語。 前作で、サラ・コナーが出産、育て、青年となり、 …

蛇口 って?

ようやく沖縄出張の日程が fix した。 二週間後、離島でサンプリングである。 で、今回は那覇で前泊、久しぶりに那覇の夜を満喫できる予定。 どの店「はしご」しようか ウキウキ である。 前回は、宿に帰ったの2時まわってたなぁ。 で、ちょいと気になるこ…

絢爛 とは?

七夕の宵に、こんなのを。 赤江瀑の文章は絢爛である。 その衣の下にはうっすら汗ばんだ肌が 鮮烈な朱の動脈と墨色を含んだ静脈の血液が隠れている。 初めて赤江瀑を読んだのは高校生くらいだったろうか。 今でもすぐに思い浮かぶタイトル、 「熱帯雨林の客…

Periodical - Nachrichtsblatt

IA-BHL Smithsonian Library から Nachrichtsblatt der Deutschen Malakozoologischen Gesellschaft が上がりはじめた。 現時点で vol.2 と vols.41-42 の2冊というよくわからない上がり方。 このまま,順調に巻数を伸ばしてくれるか,やや不安。 Dunker な…

書物の流離 とは?

やー、まぁ、なんというか、うーん、やっぱり押しちまったよぉ。 place order のボタン。 例の Lischke 3冊セット。 それも明け方、4時半なんて時間に。 悩みに悩みまくった結果。 とにかく、超破格値だった。 もちろん、価値観の問題もあるし、 本の状態…

スキャナー の 効能 とは?

個人出版物や国・地方自治体の出版物というのは、 なかなか閲覧困難だったり、入手困難だったり。 特に、古書だと結構とんでもない値段がついてたりする。 そんなものに限って仕事上、どうしても必要になる。 その、最たるものの1つ、 吉良哲明がガリ版で出…

ピュンピュン吹くぜ! って?

またまたフィギュアねた。 先日、友人からいただいた。 アサリだそうな。ていねいにスカリ付きである。 黒と白があるらしい。殻表面は平滑なので、何となくハマグリっぽい。 水管と斧足がわずかに見える。キーホルダー仕様。 で、これはなにかというと、 商…

この落ち着きの悪さ とは?

昆虫、鳥に押されまくって ここのところ、低調だった BHL の軟体動物関係、 もう up するものもなくなったのか、などと思っていたら、 こんなものが Harvard Ernst Mayr Library からあがってきた。 Heude の Conchyliologie fluviatile de la province de N…