bibliophilia ? alcoholic ?

The Days of Whiskies and Books

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

呼び水 って?

主婦と生活社にやられました。 先日紹介した こいつは、本書の呼び水だったよう。 妙だとは思った。 妙に魚関係の記事が少ない。 なに出し惜しみを、と思っていたんだが、 2段構成だった。 前著には何の予告もなく、 これ出るの解ってたら、買わなかったよ…

いにしえの って?

ウェブで検索をかけていて、変なものをひっかけた。 絵葉書である。 農林省水産講習所 小湊実験場 今は亡き、旧実験場の。 現在は移管され、施設も一新、千葉大の臨海になっている。 開所が昭和7(1932)年3月。 これは、その際の記念の絵葉書だろうか。 僕ら…

いったい何人が? って?

こんな本、絶対日本では出版できない! してくれない! なんとそれが 3rd edition だと! ウミウサギ図鑑にはやられたが、 これが日本でだせるんだ、、、と。 しかし、これこそ! だって、買い手が想像つかない、というか、 もし日本語で出版されたとして、 …

もとをたどると って?

探していた本を見つけてしまった。。。。 のに、あまりうれしくなさそう。 できれば、日本の古書店からは買いたくなかった。 相当海外のサイトも探したりしたんだが、さすがにこれは。 いや、どうしても見ないとしょうがないと思ったから。。。。 『河村良介…

適正価格 って?

春先に海外の古書店に注文した本がバタバタと届いた。 こんなのとか こんなの。 円高のおかげでついつい、買わなくてもいい本まで 浮かれて注文してしまう。 コレクションするなら今だ!てな調子で。。。。 でも、今回のメインは、実はこれ。 一見、洋書風だ…

イノセントの危うさ とは?

松岡圭祐の新シリーズである。 今度のヒロインは、美由紀ちゃんと違い 八重山の離島出身ののどかで純朴なお嬢さん。 黒木メイサ、ではなく、満島ひかり、という感じか。 都会とのギャップが誇張されて描かれる導入。 離島、という隔絶されたロケーションが、…

Neues systematisches Conchylien-Cabinet

えっと、 おいおい、お前は一体何を watch してたんだ!? いつの間にやら Harvard Univ., Ernst Myer Librry から Martini & Chemnitz (1769-1829) Neues Systmatisches Conchylien-Cabinet Vo1.1-12 があがっているではないか! これ、クラシック中のクラ…

とおり一遍 とは?

編者の名前を見て、ついついうかうかアマゾンで注文してしまったが、 うーん、とおり一遍というか、あたらしみ、面白みに欠けるというか。 『 日本の 』 なんて、ちょっと大上段に振りかざしたタイトルとしては。 編者に結構期待したんだが、 やっぱり中身を…

ひっかかる って?

休日、ちょいと探し物、買い物に、となりえきのホームセンターまで。 探し物を終えて、ついついひっかかる、 というか、ひっかかるのはおり込み済み、 いや、それで行く先を選んでいるとか? 場所は 「 赤羽 」。 ターミナルの盛り場。 近年開発された西口側…

遺産の保全 とは?

ウェブで探し物をしている最中に、 こんなものをひっかけて、購入した。 天草の著名な貝類蒐集家 立志徹郎氏 (1916-2000) のコレクションが 熊本県に寄贈され、整理されたその目録1である。 立志さんが亡くなったというのはどこかで聞いてはいた記憶がある…

踏み込んではいけない エリア とは?

まずい。 少々いけないエリアに踏み込んでしまったかも。 とうとう、こんなものをフィリピンから輸入してしまった。 いや、イケナイものですが、ヤバいブツではありません。 こんなヤツら。 sprcimen shells。いわゆる貝類標本。 きっかけは、毎度のお祭り、…

わけがない とは?

この本を、書店の新刊書のコーナーで見た瞬間、 あ、買うな、 おそらく買うはず、 いや、買わないわけがない、と思った。 それでもちょっと、我慢した、めずらしく。 うちの書棚はもうパンク、というか あふれまくっている。 なので、買った本はすでに第2刷…

一冊で2度かなしい とは?

このところ、古書店の案内はメールでくることが多い。 一斉配信のメルマガである。 1部しかストックのない古書であるからして、 それは当然、早い者勝ちである。 従って、メールを受けた瞬間から勝負が始まる。 速やかなチェックと判断、おもいきり、 即決…

分類 とは?

連休も無事終了。 少々記事を固めてあげていたら、 記事もいつのまにやら 300件を越えた(まだ上がってないのも入れて)。 なんやかんやで、このブログも、はや5年、 途中、2年のブランクがあるから、 実質、3年で 300件。 まあまあのペースか。 飽きもせ…

小間物 とは?

BHL に小間物が上がってきている。 ソースは Smithsonian Malacological Library。 Pilsbry, Heedley といったところが、 論文のリプリントベースで。 スキャンした画像を見ると、ハードカバーに製本されている小間物を 順次上げているよう。 A revision of …

払うべきもの とは?

長年の夢の集大成、というか、総決算、 そういみで、がんばった本ではあると思う。 文章も、学校の先生らしいというか、 スクエアな感じで、いろいろとがんばっているのだが 洒脱さにかけるというか、「遊び」がないというか。 例によって、自費出版である。…

買いあたえるべき とは?

話題のベストセラー 『 動的平衡 』 よりも におい にひかれて、こちらを先に。 ハナゴショグルマの艶やかな貝殻の絵の表紙も気にはなってるんだが。 におい というのが、どこらへんか。 おそらく、狙っているライン。 ぼくらの世代、いま生物学、というか自…

sing the blues とは?

あたらしいカテゴリーをつくってみた。 何となくかっこいい名前で気に入っているのだが、 これ、米語のスラングでいうところの、 # sing the blues 泣き言を言う、愚痴をこぼす、塞{ふさ}いでいる、気がめいる すみません、愚痴りコーナーを新設させていた…

限定配付 とは?

うちの学生さんがどこぞから借りてきて 机の上に転がしてあった。 がーん、こんな図鑑があったとは。 館山周辺でみられる打ち上げの貝の図鑑である。 オキナエビスからはじまり、約400種が図示されている。 「新」が出版されたのが2005年とある。 知らなんだ…

スズナリ って?

ひさしぶりに夢のはなし。 サンプリングである。 場所は小笠原、であるらしい。 相棒は Santa Barbara のメンバー。Paul とか。 島をまわって、宿に入る。 崖の上に立つ二階建ての旅館風のやど。 イメージの元はどうやら、旧小湊実験場。 二階に上がって部屋…

時事ネタ って?

大沢在昌の新作。 昨年の大騒ぎを下敷きに 男の、裏切りと復讐と矜持の物語。 かなり硬派である。 メインで登場する女性は一人だけ。 それも元K国の工作員。 見つめあうシーンがあるくらいで、キスシーンの一つもない。 組織の理念、 組織の変質、 組織の確…

ローカル色 って?

欲しいと思っていた図鑑をようやく手に入れた。 茨城県の海岸動物図鑑である。 1985年刊。 すでに四半世紀前、当然というか、残念ながらというかすでに絶版である。 表紙はレトロなイラストであるが、 中は、この時代としては画期的な、 252p.に198種が、ほ…

あの声が、って?

すいません、連休に浮かれて また、お馬鹿な本を買ってしまいました。 築地の食べ歩きガイド?である、らしい。 元々は好きで書いた自費出版のマンガが、 このたび、飛鳥新社からはれて出版されたもの。 あれだけある築地の飲食店の中から 『 えりすぐり 』 …

表裏 2 体 って?

本書は 「 ジーン・ワルツ 」 と対をなす、というか、 補完しあう物語。 海堂 尊、得意の手法である。 1つの物語を視線を違えることにより、 補完しあうというより、違う物語に仕上げている。 本書のタイトル 『 マドンナ・ヴェルデ 』、 いいタイトル、と…