bibliophilia ? alcoholic ?

The Days of Whiskies and Books

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

時事ネタ って?

赤城毅 「 書物狩人 」 シリーズの新作である。 今回の舞台は、「 ジャスミン革命 」 で イスラムとアメリカのあいだで揺れる、 政情不安定なエジプトを題材に 書物狩人 「 ル・シャスール 」 と贋作者 「 ミスター・クラウン 」 の アレキサンドル図書館の…

修復と復帰とは?

震災被害の自然標本修復 2日から国立科学博物館で展示 東日本大震災で大きな被害をうけた東北地方の博物館から、化石や植物標本を探し出し、修復する活動が広がっている。7月2日から東京・上野の国立科学博物館で、企画展に合わせて、救出した自然史標本…

今は亡き とは?

とある企画のために探し物をしていて、 紹介された、 博物館のアワビ展のカタログである。 民俗系の博物館らしく 『 食と美 』 にこだわり、 生物系はさらっと1ページ。 アワビ熨斗からアワビ真珠、螺鈿、工芸品と、なんとも楽しい。 アワビ型の土器なんて、…

京都のパワー って?

週末、例によって、池袋のアリ地獄、JUNKUDO へ本を探しに。 肝心なものは見つけられなかったが、こんなのを。 磯の生物図鑑、新刊。7/1刊行(って、ありゃ、フライング(笑))。 編者は仲良くさせていただいている今原さん。 昨年夏に和歌山にお邪魔しよう…

特裝版 とは? -2

知り合いの方が手に入れてくれた。 とにかく積極的な方なので、 ぼくなんぞ、 ネットで輸入代理店とおぼしきところを見つけたはいいが ぐずぐず手をこまねいていたら、 さっさと電話で在庫を確認して、買ってきてくれた。 おそるべし。 なんでも、タコ以外に…

10k って?

なにやら、ようやくというか 10000pv (アクセス)に到達! って、特に宣伝もしてないし、 可能なかぎり、検索にヒットしないようにと、 最初はかなり気を使ってのスタートだった。はず。 だから、カバーの画像は貼ってあっても、 ほとんど、小説なんかのタ…

back yard とは? -2

この本、読み込めば読み込むほどに面白い。 “あの” Vladimir Nabokov が シジミチョウの分類に関する論文をいくつも書いていて、 Navokovia なんて属名が献名されている、 なんて、bibliophilia もビックリ 『 ピーター・ラビット 』 シリーズの作者 Helen B…

天につばする とは?

アメリカの本屋に頼んでいた フィリピン Panay 島の貝類図鑑が届いた。 正直、あっちゃー、という感じ。 150p.で掲載種が 400spp. 紙質の悪い印刷で、フルカラ−なんだが、なんとなく眠い。 標本の質も悪い。 その上、誤同定多過ぎ!! この著者何もの??と…

back yard とは?

なかなかに、境界カテゴリ。 かつて British Museum of Natural History (現 Natural History Museum)で 三葉虫の分類を生業にしていた著者による、 裏話曝露本? なので、とってもリアル。で、ものすごく面白い。 見知った名前もあちこちに出てくるし、 中…

子供向け って?

先日、縁あって、まったく不似合いな 『 ミュージカル 』 なんてものを 観てきた。 『 Little Prince 』 プログラムの表紙を見て一目でわかるように サン・テグジュベリの 『 星の王子さま 』 である。 宝塚は別物として、 なんとなく、ミュージカルといわれ…

表裏 とは?

新宿には、いくつもの『魔界』があるらしい。 十六夜京也シリーズの 『 魔界都市<新宿> 』 新作。 ここでの新宿は、外にあふれようとする新宿。 溢れ出る魔界から世界を守ろうとして戦わざるを得なくなる十六夜君。 朝日ゾノラマ起源だけあって、とっても…

大股開き って?

IA にこんなのがあがっていた。 I Cefalopodi viventi nel Golfo di Napoli (sistematica) : monografia by Jatta, Giuseppe, 1896. Stazione zoologica di Napoli, R. Friedländer & Sohn, Berlin. Atlas only である。 Smithsonian, S.S. Berry のライブラ…

手作り感 って?

前にも書いたが、イカの、 それも、中深層性(深海性)の種をモチーフとした切手、 なんてやつが結構あったりする。 これはダイオウイカ Architeuthis sp. といえばやっぱり New Zealand 産。 ナント スケスケ、トウガタイカ Leachia sp. である。 アゼルバ…

這いまわる想像 って?

週末に某所で飲んでいて、 妙なものを見せられた。 デザインもかわいいでしょ、と。 エスカルゴの、粘液成分を入れた化粧品、だそうな。 ネットで検索してみたら、でてくるでてくる、 乳液、クリーム、石鹸、ローション、パック。。。 かわいいって、 こんな…

ガブ飲み って?

そんなことしちゃいかんカラダなんだが。 ウラ銀座方面へ。 『 Telmini 』 がいっぱいで、『 Pond du Gard 』 本店も満席、 てなわけで、更なるコバコ 『 Pond du Gard express 』 へ。 カウンタ−10席、小テーブル2卓はいずれも満席、 外の立ち飲み席もある…

キャラクターの喪失 とは?

ひさしぶりの大沢親分、『新宿鮫』である。 なんと、5年ぶり、おもしろいのは『ほぼ日刊イトイ新聞』で連載していたと。 物語は、前作『狼花』から、ほぼ連続している、 現実の時間とのギャップは作ごとに開いていっている気がするのだが そんなことは感じ…

こんなところに原記載 って? -2

ハワイ図鑑と一緒にこんなのを買っていた。 ドイツの貝類学雑誌の最新号。 この号は、スイス人の貝類学者で、以前に紹介した これの著者による二枚貝新種の記載論文。 2新属23新種とある。 いや、この本を出したからには、 相当いろいろ洗い出されてくる…

泡立つタコ って?

先日の カリフォルニア、タコワインのつづき。 eight arms vineyards をチェックしてみたら、 当然といえば当然ながら HP があり、 [ http://www.eightarmscellars.com ] 当然ながら、白も造っており、 それがなんと、 The Argonauta、浮遊性のタコのボトル…

こんなところに原記載 って?

今朝、今年度最後になるであろう築地の買い出しに。 入手を危ぶんでいた高級食材、じゃなく解剖材料 青森産ミネフジツボを無事入手、 (恐ろしいことに、kg3000、1個体100円以上する!) そこここに三陸揚がりの魚貝も増えだし、 築地もにぎわいを取り戻し…

背くらべ って?

背表紙ネタがつづいたところで、こんなのを。 「 クラフト・エヴィング商會 」 は 作家・吉田篤弘氏/浩美さんご夫妻によるユニット名、 装幀などのデザインワーク、アートワークをおこないながら、 とってもユニークな本を作っている。 『 らくだこぶ書房21…

ンーナーグヮー って?

今年の夏の省エネ対策にうちの研究室でも 緑のカーテン作戦、 ベランダにゴーヤを植えた。 目標は収穫50本で、毎日ゴーヤ三昧 と捕らぬ狸のなんとやら。 そういえば沖縄料理の本があったと引っ張りだす。 著者の山本彩香さんは、惜しまれて閉店してしまっ…

デザインの普遍性? って?

珍しく、鳥羽水族館から古書を買った。まあ、ついでなんだが。 こんなやつ。 1985年刊、新書サイズの、図鑑、というか、ガイド本、ビジュアル本。 臺灣を中心とした世界の珍奇?な貝305種が掲載されている。 シンセイダカラ、オウサマダカラあたりが掲載され…

本屋好き って?

記事を挙げる前に、すでに前号になってしまったが BRUTUS あいかわらずやってくれます。 いつもの本の特集、にしては、表紙が女優じゃない、 と思っていたら 『 書店 』 特集だった。 載ってるのってる、名にしおう 『 恵文社一乗寺店 』 とか、もう見開きで…

モチーフ って?

港南の、新しくできたビルのエントランス前に 面白い彫刻がある。 タイトルは 『 大洋 Ocean 』。 作者はアメリカ在住の 『 おのせつこ 』 という女性作家。 金属系のメーカーさんのもちビルだけに 鉄の彫刻なのだろうが、 場所柄、モチーフがいい。 鉄板の…