bibliophilia ? alcoholic ?

The Days of Whiskies and Books

減少傾向 とは?




2017年度出版物販売額は1,622,302百万円・前年比94.2%:
人口当たり書店数は3年連続の減少、1万人当たり0.82店舗に
(2018年09月26日)
[ http://hon-hikidashi.jp/more/62925/ ]

『 2017年度の出版物販売額は1,622,302百万円、
前年比94.2%と減少が続いています。
書店店舗数は10,226店で、前年より357店減少しました。 』

うわあ、一日に一軒、町の書店が閉店していったということ?
年3.5%の減というのはすごい速度な気がする。
一店あたりの売り場面積は増加傾向にあるとあるから、
やはり、全国展開する大型チェーン店に
街の書店が食いつぶされているのは確かなよう。

CVSルートは前年比84.8%の157,646百万円で、28,277百万円の減少。
]CVS総売上に占める出版物の扱い比率は、1.3%(前年より0.3ポイント減少)
となっています。
インターネットルートは前年比108.6%の198,770百万円で、
15,720百万円の増加となり、CVSルートとの逆転が起きました。 』

コンビニでの売り上げの大半は雑誌だと考えられるから、
購買者の雑誌離れも進んでいるということか。
一方、ネット書店の比率(思いのほか小さかったけど)の伸びは
実店舗の消失の代替ということなんだろうか。
利便性があがってきても、ネットでの流通だと、
送料などを考えると、一点のみでの注文は入れにくい。
一方、欠品などは基本ない訳で、便利といえば便利なのだが、
手にとるという、リアル感が持てない分、
もしかすると、売り上げの総額、
本離れに影響しているのではないだろうか。

『 人口1万人当たりの店舗数は0.82店 』

東京に住んでいる限り、まだ、本屋が近場にないというのは
エキナカの書店などを毎日見ているのでリアルではないのだが、
東京都の人口が13,754,059(H18)、
単純に計算すると都内には1100店ほどの書店があることになるのだが
実際には1497店ほどらしく、ざっくり 1.1店/万人になる。
いや、数が大きすぎるので、
これが多いんだか少ないんだかはっきりしないが。

ちなみに23区を見ると
[ http://www.tokyo-shoten.or.jp/shop/tokyo ]
最多は神保町のある千代田区 (168)、
次いで新宿区 (107)。最少は荒川区 の16店。
最少の鳥取県 (63)と比べると
渋谷区、豊島区あたりが同じレベルという感じ。
新宿区は三重県、石川県辺りといい勝負、などというとおこられそうだが、
東京都内の書店数が群を抜いて大きいのは確か。

さて、街の本屋さん、個人営業の店舗はどうなっていくんだろう。